できる社会人に必須のスキルはメモである理由
「『メモの魔力』って読んだことある?」上司の一言がこの本との出会いでした。
会社で新規事業のアイデア出して苦戦していた時に上司から勧められたのがキッカケでこの本に出会いました。
たしかにメディアで『メモの魔力』は聞いたことはあるし、本屋に行っても常にランキング上位に位置する人気本であることは知っていましたが、「デジタル時代に今更メモってどうなのだろう」とどこか懐疑的な気持ちがぬぐえず、今まで手に取ることはありませんでした。
しかし上司が勧める本であったため、「まあ、次話のネタにできるかな」との思いから手に取ってみたところ「もっと早く読めば良かった」と心の底から思いました。
記事を書くキッカケになったのはまさにそんな理由からでした。
デジタルの時代だからこそアナログなメモが最強な理由を身をもって感じることができました。
まさにメモの魔力を1冊で学べる最良の本だと胸を張っておすすめできます。
メモは記録ではなく、イノベーションのためにするもの
本を手に取る前の私は、メモとはただ記録のためにとるものだと思っていました。
ポストイットにポイントや要点だけを忘れないように書いておく。
それがメモの役割でありそれ以上の機能はないと思っていました。
また今はデジタルの社会だからポストイットではなく、スマホのメモアプリを使っている人も少なくないでしょう。
しかしこの本で推奨するメモはただ記録のためのメモではありません。
あくまで知的生産のためのメモを推奨し、実際にどのようにメモを取れば良いのかやり方も惜しみなく紹介しています。
デジタル社会だからこそアナログメモが有力な理由
現代においてノートを使ってメモをとる社会人はどのくらいいるでしょうか?大多数の社会人はポストイットやスマホのメモアプリにメモをするのが一般的でしょう。
だからこそアナログメモで差別化ができるのです。
アナログメモの魅力は何と言っても構造化がしやすい点にあります。
つまりインプットを即アウトプットに変換できる力がアナログメモにはあるのです。
ファクトと抽象化・転用という3ステップでインプットを即時アウトプットする。
これこそが瞬時にメモを革新的なアイデアに変換する3ステップなのです。
ただのメモ推奨理論本ではなく即実践できる方法まで満載
世の中に溢れるメモに関する本は大半が「メモを取る重要性」や「メモを取る人と取らない人の違い」などメモを取ることによる効果にフォーカスが当てられます。
そのため読者からすると「じゃあ一体どのようにメモを取れば良いのか」実践の仕方が分からず挫折してしまいます。
しかし本著は違います。
実際に著者である株式会社SHOWROOM社長の前田裕二氏のノートの写真や図解を交え紹介しているため、極論そのまま真似れば即アイデアに変換できるメモの取り方を学ぶことができるのが本著の最大の魅力です。
メモの力を侮るなかれ
「どうやったら良いアイデアや解決法が浮かぶんだろう。きっと素晴らしいアイデアを出せる人は地頭が良いからだ」私と同じようにそんな風に思っている人に是非読んで頂きたいと思います。
できる社会人は常にメモを使い即時にインプットからアウトプットに変換をしているのだとこの本を読んで感じました。
「もっと早く出会っていれば良かった」必ずそう思える本です。
ノートとペンさえあれば、どこでも誰でも今日から実践できるメモの魔力を是非体験して欲しいなと思います。