マネジメントの心得
数年前に改めて管理職になるにあたっての研修を受け、自分自身の実践の中で考えたこと、そして実際に机上の空論と実践の違いの難しさを感じたのでこれからマネジメントを行う方々に対して経験を伝えたいと考えています。
任せて任さずの難しさ
やはりマネジメントで難しいのは任せて任せずです。
要するに私自身は特にプレイヤーとしての側面が強かっただけに、部下を持ったときにどこまで任せることができるかが非常に難しかったんです。
上司からは当たり前のことながら部下に任せるところは任せ、組織としてトータルでパフォーマンスを上げることをどうマネジメントしていくか考えろと言われましたが、なかなかそれができませんでした。
かつ、部下が5人いましたが全員年上ということもあり、その接し方に苦慮したところもあります。
最初は、自分自身でやりすぎるところもあり逆に部下から気を使われていたような状況でした。
公正な評価方法
当社の評価方法については絶対評価ではなく本人の目標に対してどれだけ達成したかが大きなポイントになります。
もちろんのことながらどのような評価手法でも不公平感は出るのですが、どれだけ絶対的な能力、相対的に個人の頑張りを評価するか、これが非常に難しいところですがマネジメントとしてはこれをうまく回していくことが重要だと感じています。
人材育成の考え方
マネジメント層になると何よりも重要なのは人材育成です。
組織としての能力を人が変わることもいかに継続させていくか、そのためには人材育成がポイントになります。
現有戦力だけで厳しい場合は人事異動なども含めてどうマネジメントしていくか考える事は非常に重要な力量になってきます。
これがまた重要なポイントです。
まとめ
マネジメントを任されるようになると個人のプレイヤーとしての動きよりもいかにして組織としてのアウトプットを高めていくかが重要になってきます。
いかにスペシャリストであってもマネジメントができない方は組織の中で上昇していこうと考えればここで限界が来てしまいます。
だからこそ、人材育成や組織マネジメントについてはビジネスマンとしては自分自身の地位向上のため、さらには組織としてのパフォーマンスを上げるためにも早い段階から学んでおくことが非常に重要になってきます。